プランター防虫ネットの使い方——きゅうりの収穫が11本→147本になった話
📚 この記事で分かること
- 防虫ネット1枚で収穫量が11本→147本になった記録
- 目合い(メッシュサイズ)の選び方と使い分け(1.0mm・0.6mm)
- 端を土に埋めて密閉する、たった一つのコツ
「防虫ネットを張るまで、きゅうりはウリハムシに毎年食われ続けた。 葉が穴だらけになり、8月前に株が枯れる。収穫は11本程度でシーズンが終わっていた。 防虫ネットを定植直後から張った年、収穫は147本だった。ネットを買えばよかったと思ったが、 逆に言うと道具次第でこれだけ変わるということでもある。」
— 増田博之
「マンションの8階だから害虫は来ない」と思っていた時期があった。 だからきゅうりを無農薬で育てた。
6月初旬、苗を定植して2週間後に葉に小さな穴が開き始めた。 翌朝見ると増えている。ウリハムシだった。 体長7mm程度のオレンジと黒の縞模様の虫が、葉を丸くかじる。 捕まえようとするとすぐ飛んで逃げる。 手で取り続けたが追いつかない。8月を待たずに株が弱り、収穫は11本で終わった。
翌年、防虫ネットを買った。 定植当日、苗を植えてすぐにネットをかけた。端を土に埋めて隙間をなくした。 その年の収穫は147本だった。
ウリハムシは定植後2〜3日で来る。 「虫が来てからネットを張る」では遅い。 最初から張っておく、それだけだった。
目合い(メッシュサイズ)の選び方
防虫ネットには目合いのサイズがある。粗いと小さい虫が入り、細かすぎると通気が悪くなる。
- 1.0mm — ウリハムシ・アオムシ・チョウ向き。きゅうり・ゴーヤに最適。通気が良く夏も蒸れにくい
- 0.6mm — アブラムシ・コナジラミも防ぐ。トマト・なす・ピーマンに。夏は換気注意
- 0.4mm以下 — アザミウマ(花が落ちる・新芽が縮れる症状)が続く場合のみ。通気性が大幅低下
きゅうりには1.0mmで十分だった。ベランダで確認できる害虫はウリハムシが最多。 アブラムシが問題なら0.6mmに変える、という段階的な対応でいい。
張るときの注意点:端を土に5cm以上埋めるか、洗濯ばさみで固定して隙間をなくすこと。
隙間から虫が1匹入り込んだら、ネット内で繁殖する。開花期は日中開けて受粉させ、夜は閉める。
使っている防虫ネット
よくある質問
- 防虫ネットを張ると受粉はどうすればいいですか?
- 開花期は昼間だけネットを開けて受粉させ、夜は閉める運用が基本です。ミニトマトは茎を軽く揺らす振動受粉でも受粉できます。きゅうりは受粉不要の品種(単為結果性)が多いので、その場合はネットを開ける必要はありません。
- ネットの中に虫が入ってしまいました。どうすればいいですか?
- 一度ネットを全部外し、株を丁寧に確認しながら手で取り除きます。数が多い場合は収穫前日まで使えることを確認した上で殺虫剤を使います。再度張るときは端の密閉を徹底し、隙間ができないよう固定し直してください。
- 防虫ネットは何年くらい使えますか?
- 品質の良いものは3〜5年使えますが、紫外線・引っ張り・洗濯で目合いが広がったり縫い目が裂けたりします。穴が空いていないか毎シーズン張る前に広げて確認し、破れがあれば補修テープか買い替えを検討してください。