パプリカが赤くなるまで3ヶ月——ピーマンと同じに育てて失敗した年の記録
📚 この記事で分かること
- パプリカとピーマンの最大の違い——着色完了まで3ヶ月かかる理由
- 色づきを左右する追肥のリズムと「摘果」で株を守る方法
- 深さ30cm以上のプランターが必須な理由と失敗の記録
「パプリカの苗を買ったとき、ピーマンと同じように育てれば大丈夫だと思っていました。 8月になっても実は小さいまま、緑色のまま。 それが正しい段階だと知らなかったので、焦って摘んでしまいました。 翌年、着色するまで手を出さずに待ち続けたら、9月に真っ赤なパプリカが収穫できました。」
— 増田博之
パプリカとピーマンは同じ植物(ナス科トウガラシ属)だ。 しかし育て方には決定的な違いがある。 ピーマンは緑色のまま収穫するが、パプリカは完全に着色させてから収穫する。 この着色に定植から数えて約3ヶ月かかる。
失敗した最初の年、私は「8月になっても実が小さい」と焦り、緑のままのパプリカを摘んだ。 それは成長途中で摘み取ったピーマンに過ぎなかった。 パプリカを育てるとは、9月の完成形のために6月から準備し続けることだ。
着色を左右する追肥のリズム
パプリカが着色しない最も多い原因は肥料切れだ。 実を大きくしながら同時に着色させるためには、株に十分な栄養が行き渡っていなければならない。 失敗ノートに「追肥を3週間飛ばした年はパプリカが色づかなかった」という記録がある。
2週間に一度の追肥を9月まで続けることが、着色を完成させる条件だ。 液体肥料を水やりに混ぜて与える方法が、肥料切れのサインを見逃しにくくてやりやすい。
摘果で株の負担を減らす
1株にたくさんの実をつけようとすると、実が小さくなったり着色が遅くなったりする。 特に着果初期(6〜7月)に実がつきすぎているときは、摘果(実を間引く)で株の負担を減らすことが大切だ。
目安は同時に色づかせる実が1株に3〜5個程度。 余分な実は小さいうちに取り除く。ここで収穫量を増やそうとすると全部の実が中途半端になる。 品質管理の発想と同じで、数を絞って一点集中にしたほうが結果が良くなる。
使っているプランターと肥料
よくある質問
- パプリカは何色の品種が育てやすいですか?
- 赤・黄・オレンジのどれも育て方は同じです。着色にかかる時間も大差ありません。初めて育てるなら赤が着色の変化がわかりやすくておすすめです。同じプランターに違う色の品種を植えると見分けがつかなくなるので、1プランター1品種が基本です。
- 実が緑から色づき始めたのに途中で落ちてしまいます。
- 多くの場合は肥料切れか水切れです。着色中の実は栄養要求が高く、水が不足すると株が実を自ら落として生存しようとします。追肥と水やりを点検してください。まれに病気(疫病・灰色かび病)が原因のこともあります。実が茶色く変色している場合は病気を疑ってください。
- ピーマンとパプリカを同じプランターに植えても大丈夫ですか?
- 植えられますが、収穫タイミングと追肥量の違いがあるので管理が複雑になります。ピーマンは早めに収穫し続けるのが正解で、パプリカは長く完熟させるのが正解です。別々のプランターで育てるほうが、それぞれに合った管理ができます。